執筆時期:2010年頃〜2020年代 女性
小学6年生から20代後半までの日常を綴った日記。
好きな音楽の歌詞を書き写したり、学校での出来事や恋愛関係を描いている。
小学校時代と思われる日記にはファンシーなイラストが多いが、徐々に大人な筆致と文体に変わっていく。

以下は20代中盤以降の日記。
メモ用紙に書かれ、A4の大学ノートに貼られている。
記述の量はかなり多め。
起きた出来事よりも、内面の動きや自分の感情を率直に描いている。
文中に三島由紀夫やキルケゴールの名もあり、文学や哲学にも造詣があったようだ。
悩みの渦中で自分の感情を言語化してノートにつづるのは、労力や心理的な疲労が大きい。
それでも丁寧に日々を記録し続けた背景に、整理できない心のモヤモヤの大きさが現れている。

書かれているのは2024年。
SNS全盛時代にありながら紙の日記にこだわったのは、
他人とネガティブな話がしづらくなったという時代背景があるのかもしれない。
別の日の日記にも、下記のような記述がある。
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SNSとかアプリとかインスタントなものは捨てる。
簡単で楽だけどあまりにも周りがバカになっているのを感じる。
自分で自分をいじめちゃだめだよ。
楽なほうを選んじゃダメなんだ。
だってそこには、楽なほうを選ぶ人ばかりいるんだから。
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「JJJのインタビューを読んでいたら、死にたいとか殺したいとかイラつくとか。
今ピンポイントで分かるワードがいっぱい出てきて安心した。
人とはあんまりそういう気持ち共有できないからな。
どうしようもなくなって寝る」

「一秒とて私と他者は同じ景色を見ることができない。
同じものを見ても同じ見方は絶対にできないんだ。」

印象的な文章が多いので、数回に分けて紹介したい。