執筆時期 1945年終戦直後
執筆者属性 年齢不詳女性(親への手紙として)
おそらく中高生くらいが父親宛に書いた手紙。玉音放送について書かれている。
入手段階にはすでに段ボールに張り付けられる形で保存されていた。
以下全文。
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父さん 其の後お元気ですか。私達は無事に毎日を送って居ります。
父さん戦いは敗けました。父さんには又理屈やが▢すようたと言はれるかも知れませんが。
八月十五日大みことのりが放送になった時、泣けて泣けてしようがありませんでした。母さんも泣きました。「朕の身は如何ようになろうとも、国民の上のみ安く。」とおほせられた。
天皇陛下のお言葉 父さんはどう思いますか。
私は只有難くて有難くて泣きました。そして生もなく死もなく、只大君の御為に捧げ尽くさうと思いました。
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