執筆時期 1960~64年
執筆者属性 男性(作家?記者?)
終戦時に高校生くらいの年齢だったらしいので、おそらく30歳頃から書き始めている。娘の誕生の話、仕事の話、世相の話が節目ごとに書かれている。日記帳の半分程度に4年分の出来事が記されている。
この時代に広島高等師範を中退し、東京にある大学の法学部を卒業していることから、かなりのエリート階層と思われる。朝日ジャーナルやサンデー毎日の記事への感想も多く、社会的な事件への関心も高い。
作家への希望は持ち続けたようで、語彙や表現力の高さを感じさせる。
日記は戦時中も書いていたようだが、終戦時に「米国を敵視した記述のものは焼き捨てたほうが良い」とのことで焼却してしまい後悔しているようだ。この日記は人生3回目だと巻頭で語られている。