収蔵日記紹介 006 1960年代男性

収蔵日記紹介 006 1960年代男性

執筆時期 1960~64年

執筆者属性 男性(作家?記者?)

終戦時に高校生くらいの年齢だったらしいので、おそらく30歳頃から書き始めている。娘の誕生の話、仕事の話、世相の話が節目ごとに書かれている。日記帳の半分程度に4年分の出来事が記されている。

この時代に広島高等師範を中退し、東京にある大学の法学部を卒業していることから、かなりのエリート階層と思われる。朝日ジャーナルやサンデー毎日の記事への感想も多く、社会的な事件への関心も高い。

作家への希望は持ち続けたようで、語彙や表現力の高さを感じさせる。

日記は戦時中も書いていたようだが、終戦時に「米国を敵視した記述のものは焼き捨てたほうが良い」とのことで焼却してしまい後悔しているようだ。この日記は人生3回目だと巻頭で語られている。

作家志望だったことが、この日記を使うきっかけになったのだろうか。
「平和であってほしい」終戦からまだ15年しかたっていなかった。
創作用の方言リスト
戦時中に軍需工場のトラックで危険運転。戦時下の青春。
日記の最終ページ

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