執筆時期 1962~63年
執筆者属性 20代男子文系大学生(東京在住)
内容 群馬県出身の大学生による日記。卒論や就職活動、交際相手との結婚の話などがつづられている。英語系サークルに所属し、彼女との淡い恋愛に悩む若い日々の様子や大学の定期試験、就職活動に四苦八苦する様子が具体的に書かれている。
就職先の第一志望が三菱商事であるのに対し、第二・第三志望が紡績会社である点に時代を感じる。文系の就職活動に学内推薦があるのもこの時代ならではと感じる。
欄外に「今年の野球は南海が優勝」「佐藤栄作が総理就任」「フランス政府、中共を承認」など、時事に関する記述が多い。
「有望会社に就職したのだから、入社までにソロバンをやっておくように」というアドバイスが残されているのは、当時電卓が一般的でなかったことが理由と思われる。